
日本酒に魅せられて
「古代から酒を愛した日本人」
神代の時代から、「神に供えた糧が枯れて、かびが生じたので、酒を醸さしむ」とあり、古事記と前後して、奈良朝時代(700年代)に編さんされたといわれる「播磨風土記」に<神に供えた糧が枯れて、かびが生じた> ので、<すなわち酒を醸さしむ>とあるのが、米を原料とした酒についての最も明らかな記述とされています。
有名な「魏志東夷伝」の「倭人の抄」(200年代)では倭人のことを<人性酒をたしなむ>と評し、喪に当たっては弔問客が<歌舞伎飲酒>をする風習があることも記されており、我々の先祖が古くからお酒を愛していたことがうかがえますね。
せっかく飲んでみたお酒もただ「おいしい」の一言で済ませてしまっては、日本酒の味わい方は、まだまだ。
このページは、日本酒と古唐津に魅せられた陶芸家が、なお一層おいしく頂くために作ったページです。
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日本酒は、沢山の種類があり中高年を中心に人気の高いお酒です。しかし多くの人が知っているようで知らない日本酒。
飲み物の中でお酒の類に入るのは、アルコール分が1度以上の物と酒税法第二条第一項で規定されていて、酒はビール・ワインなどの醸造酒、焼酎・泡盛などの蒸留酒、リキュール・みりんなどの混成酒の3つに分かれていて、その中で日本酒は醸造酒に分類されます。
そんな日本酒のことをもっと知りましょう。
日本酒は世界でも珍しく“燗にしても美味しい、冷やしても美味しい”というお酒です。
もちろん飲む温度は他の酒とは比べ物にならないくらい幅広く5℃~55℃位までとなっています。
また日本酒は冬から春、夏から秋へと日本の四季の移ろいとともに生まれそれと共に育つ酒で、日本独特の気候風土が生み出した酒で、豊かな自然の恵みと日本人の知恵の結晶でもあるといえますね。
日本酒はいろんな料理に合いますよね。
そんな日本酒をもっと楽しみましょう。
日本酒の銘柄は約5千種類あるそうです。
みなさんがご存知の日本酒銘柄は何種類でしょうか?
日本酒は、都道府県独特の日本酒が沢山ありその土地でしか販売していないお酒も沢山あります。
そんな時に便利なのが日本酒ショップの通販です。
現在では、昔と比べてインターネットが普及しているせいもあり、日本酒の通販ショップも増えてきました。
そんな日本酒を調べてみましょう。
特に酒に関する俳句は、何かことあるときに、どんなにかその人の心を慰め、支えになったことでしょう。
そんな日本酒にまつわる俳句などを集めてみました。
たまには古唐津のぐい呑みや盃片手に先人たちの文化に触れるのも酒飲みの楽しみの一つではないでしょうか。
お酒の名前の由来
「サケ」の名前の由来は、4通りが考えられています。
『酒=栄え水』
『酒=栄え水』から、「サカエ」→「サケエ」→「サケ」となった。飲むと気持ちが晴れ晴れすることから、「栄え水」。それが訛って「酒」になったという説。
栄えのキ
『栄えのキ(キはお神酒のキから)』から、キがカ行の転声で「サカエノケ」となり、これから“ノ”が取れて「サカエケ」、カエがつまって「サケケ」となり、「サケ」となった。
さける
『さける』という意味から。お酒を飲むと、風寒邪気を払う、という「避ける」からとうい説。
クシ
『クシ』という古語から来た、という説。クシは、怪し・奇し。つまり、木や石のくぼみに落ちた果物が自然発酵し、その液体を飲むといい気持ちになる、不思議なことだ、ということから、「クシ」と呼ぶようになった、という説。
日本酒に関する情報について
日本酒に関する書籍など
日本酒の歴史から、造り方、窯元の考え方などいろんな書籍があります。
また、日本酒の銘柄などを紹介した雑誌などもたくさんあります。
知識が増えると一層おいしく日本酒が呑めるような気がします。
「日本酒の魅力」のおすすめ書籍
このサイトの記事の参考にした本です
酔っぱらい大全
たる味会 講談社
主な項目は、
第1章 酒酔い日本史
第2章 意外に知らない酒造り事情
第3章 日本人の知恵、酒のことわざ
第4章 酔っぱらい名言集
第5章 美酒麗酒用語集
第6章 もう一献の酒情報
日本酒百味百題
日本酒百味百題 柴田書店 小泉武夫
主な項目は、
●日本酒の種類はどのように分類されているのか
●造り酒屋の軒先に杉玉を吊るすのはなぜか
●吟醸酒はなぜ果実香がするのか
●燗に向く酒と冷やに向く酒の違いは
●純米酒と本醸造酒の違いは
●宮酒とは、どのような水なのか
●山廃仕込みとは、どのような製法か
●日本酒のラベルの読み方は
●生酒と原酒の違いは
●日本酒はなぜ燗をするのか
酒造りの歴史
酒造りの歴史 (単行本) 柚木 学 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
日本における近世酒造業の発展に視点をすえて、その社会経済史的側面と醸造技術史的側面を通して日本の歴史と伝統、日本独特の文化を醸成してきたといって過言でない「日本酒」の推移を追究する。
内容(「MARC」データベースより)
日本における近世酒造業の発展に視点をすえて、その社会経済史的側面と醸造技術史的側面を通して日本の歴史と伝統、日本独特の文化を醸成してきたといっても過言ではない「日本酒」の推移を追究する。1987年刊の新装版。
「日本酒の魅力」のおすすめ書籍その他
上記の本の他にもたくさんの本を参考にしました。
- 日本酒カタログ 木村克己・松本正彦 日本文芸社
- やっぱりのみたい日本の名酒160選稲垣真美 新潮選書
- 日本酒ベストセレクション392―幻の名酒から極上の美酒まで 小檜山俊 日本文芸社
- 吟醸酒 全蔵元全銘柄―1012社1423酒 銘柄別総さくいん付 主婦と生活社
- 決定版 日本酒がわかる本 (ちくま文庫) 蝶谷初男
- にっぽん蔵元名人記 勝谷誠彦 講談社
- 日本酒の愉しみ 文芸春秋 文春文庫
- 酒との出逢い 文芸春秋 文春文庫
- 酒を百倍愉しむ法 林広美 芳文社
- 旨い地酒を求めて 北川広二 講談社文庫
- 日本酒入門 中尾進彦 カラーブックス
- ほんものの日本酒選び 稲垣真美 三一新書
- 日本酒 秋山裕一 岩波新書
- 酒雑学百科 永山久夫 河出文庫
- つい披露したくなる酒と肴の本 小泉武夫 小学館文庫
- 日本酒 日本酒にトコトンこだわる会 勁文社文庫
- 日本の酒5000年 加藤百一 技報堂出版
- 神酒の日本文化崎宣武
- 秘められた清酒のヘルシー効果今安聰 地球社
- 酒がSAKIと呼ばれる日 日本酒グローバル化宣言 吉田集而 玉村豊男 世界文化社
- 夏子の酒 尾瀬あきら 講談社
- 美味しんぼ 雁屋 哲/花咲アキラ 小学館
すっきりと香り高い吟醸酒から、お米の滋味をじっくり味わう純米酒まで、こだわりの美酒として、またおしゃれなお酒としてすっかり見直されている日本酒。そんな日本酒の魅力を伝える本がたくさんありますね。日本酒と一緒にご堪能下さい。
日本酒の知識でなお一層おいしく頂ければ人生も楽しくなりますね。